【自力で進学可】新聞奨学生とは?新聞奨学金制度の仕組みを解説
こんにちは、元新聞奨学生のモノリ(@monoriblog)です。
僕は高校の時、「自力で進学できる新聞奨学金制度」というものを知りました。
そんな訳で、
新聞奨学生は「自力で進学できる」って聞いたので、新聞奨学金制度の仕組みを知りたいです。
この記事では、このような質問にお答えします。
記事の内容
- 新聞奨学金制度の仕組み
- 新聞奨学金制度の概要
- 4つのコース
- 新聞奨学生の仕事内容
- 新聞配達
- 集金
- 付帯業務
- 新聞奨学生の待遇
- 給料や手当
- 奨学金
- 休日
- 食事
- 住む場所
- その他
- 新聞奨学生の1日の流れ
- 平日(月〜金)
- 日曜日・祝日
- まとめ
※ この記事を読むと、新聞奨学金制度の仕組みをゼロから理解し、新聞奨学生がどのような1日を過ごすのかをイメージすることができます。
新聞奨学金制度の仕組み
新聞奨学金制度のおかげで、親に頼らなくても自力で進学できたよ。
新聞奨学金制度の概要
新聞奨学金制度とは、一言でいえば「新聞配達をすることで、自力での進学が可能になる制度」です。
新聞奨学生は、新聞販売店に住み込みで働きながら、学校に通うことができます。どういう事かというと、新聞配達をする代わりに、学費の全額またはその大部分を立て替えてもらい、給料も貰えるので、自力で進学することができるという訳です。
また、卒業までの任期をこなせば奨学金の返済が免除になるので、借金として残る心配もありません。
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【新聞奨学会5社を比較】新聞奨学生をやるなら何処がおすすめ? | monoriblog
新聞奨学生をやるなら何処がおすすめか?この記事は、新聞奨学会5社(読売育英奨学会、朝日奨学会、日本経済新聞育英奨学会、産経新聞奨学会、毎日育英会)のおすすめポイントを比較し、読者の条件にあった新聞奨学会を選ぶ手助けになります。
4つのコース
新聞奨学金制度には、4つのコースがあります。
新聞奨学金制度の4つのコース
- 「朝刊+付帯業務」
- 「朝刊+夕刊+付帯業務」
- 「朝刊+集金+付帯業務」
- 「朝刊+夕刊+集金+付帯業務」
※ 新聞奨学会によっては無いコースもあります。
コースによって給料や奨学金、自分の自由時間なども変わるため、学校との両立にも大きく影響してきます。ですから、コース選びは進学の目的に合わせることが大切です。
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【新聞奨学会5社のコース比較表付き】新聞奨学生のコースの選び方 | monoriblog
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新聞奨学生の仕事内容
新聞奨学生には女子もいるのよ。
新聞配達
新聞配達は、基本バイクで行います。
ですが、もし運転免許がない場合は、自転車で配ることになります。
朝刊
朝刊は部数が多い上にチラシも折り込むため、夕刊よりも時間がかかります。階段がある建物が多いと登り下りが増えますし、雨の日は濡らさないようにビニールに入れたりするので、更に時間がかかります。
夕刊
夕刊は朝刊に比べて部数が少なく、チラシもないのではっきり言って楽です。感覚的には「おまけ」みたいなものです。また、日曜・祝日は夕刊は休みなので配達もありません。
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集金
集金は月末〜月初に行います。
集金は毎日行う訳でもないのですが、一般的に大変と言われています。その理由は、人によっては時間指定があったり、「持ち合わせが無い」とかで払って貰えなかったり、居留守されるなど、集金できるまで何度も足を運ぶこともあるからです。
付帯業務
付帯業務には「チラシの折り込み、電話番、ポスティング」などがあります。
チラシの折り込み
チラシの折り込みとは、「新聞に挟むチラシの束を作る作業」のことをいいます。パートや従業員でほとんど終わらせてしまう店もあるので一概には言えないのですが、チラシが多い時は仕事量が増えると思っておけばOKです。
電話番
電話番とは、主に「新聞の不着の電話対応のことで、連絡があったら新聞を届けに伺う」という業務を行います。基本的に、電話番は順番や交代で行います。
ポスティング
ポスティングとは、「ビラやチラシを1件1件ポストに入れて回る」業務のことです。一人何枚以上配るとかノルマがあるので、ポストが集中している集合住宅を狙うと早く終わります。頻度的には偶にあるぐらいです。
新聞奨学生の待遇
待遇は新聞奨学会やコース、配属先とかによっても変わるよ。
給料や手当
給料
給料は総支給額で月額9.8〜16万円ぐらい貰えます。
実際には、総支給額から税金や賄い費などが引かれるので、手取りはこれよりは少なくなります。
※ 給料は仕事のコースや配属先によっても変わります。
手当など
給料には手当などが付きます。
「早朝手当や時間外手当、通学費の補助」などがあります。また、お店の采配にもよりますが、「光熱費の一部負担や経験手当」などをつけてくれる所もあります。
奨学金
奨学金は年間90〜130万円ほど借りることができます。
新聞奨学生は、卒業するまでの1〜4年間仕事をやり切れば奨学金の返済義務が免除になります。つまり、実質学費が無料もしくはほぼ無料で学校に通い、卒業することができます。
※ ただし、もし途中退会する場合は、一括返済( 一部免責有り)しなければなりません。
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休日
休日は、月4〜6日位もらえます。
中には「休みが少ない」と思う人もいるかと思います。しかし、土日祝は学校が休みですし、日曜・祝日は朝刊だけ(夕刊が休み)なので、感覚的にはそれ以上ある感じです。
※ ただし休日は、朝刊しかない日曜日でも「休日1日分」扱いになります。
食事
新聞奨学会や店によっては「食事の賄い」があります。
賄いがあるところでは、日曜・祝日を除き、朝食と夕食があります。また、諸事情で賄いが用意できない場合、一定金額の範囲内で出前を取ることもあります。
住む場所
新聞奨学生は「家賃が無料の寮」に住むことができます。
寮のタイプは2種類
- 「アパート型」= アパートなどの建物を借り上げて、部屋ごとに入寮する形態。
- 「シェア型」=自分だけの個室があり、それ以外のトイレや浴室、台所、リビングなどは共同という形態。
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その他
新聞奨学会ごとに異なる「イベント」などもあります。
例えば、「入会式や激励会、海外研修、卒業祝賀会」などです。
また、奨学会によっては「卒業祝い品」を貰えたり、就職活動時に「推薦状」を書いてもらえるなどの就職のバックアップもあったりします。
新聞奨学生の1日の流れ
平日は学校と仕事の両立が大変だけど、土日は学校が休みだから楽だよ。
平日(月〜金)
新聞奨学生の平日は、学校と仕事の両方があるため自由時間は少ないです。
以下は、実際に僕が働いていた「朝刊+夕刊+付帯作業」の基本的な1日の流れになります。
新聞奨学生の1日の流れ(平日)
- 02:30 起床・新聞販売店に出勤
- 03:00 前日に準備したチラシを朝刊に折り込み、バイクで配達開始
- 06:00 配達を終えて店に戻り、片付けなど
- 06:30 賄いの朝食
- 07:15 シャワーを浴びて寮に帰宅、自由時間
- 08:00 電車で通学
- 09:00 学校の授業開始
- 14:00 学校の授業終了
- 15:00 電車で帰宅
- 15:15 出勤・夕刊の配達開始
- 16:30 夕刊配達を終えて店に戻り、翌日のチラシの折り込み作業
- 17:00 ポスティングなど(何もなければ自由時間)
- 18:00 賄いの夕食
- 18:30 寮に帰宅し、後は自由時間
- 22:00 就寝
※ 夕方の「チラシの折り込み作業」は、日によって変動します。
もし、集金業務をするのであれば空き時間、または学校が休みの土日に行うようなイメージです。
日曜日・祝日
日曜・祝日は夕刊が休みの為、朝刊を配った後は自由です。
翌朝まで仕事はありません。
※ ただし、月2〜3回ぐらいは店に残り、9時半頃まで電話番をしていました。
まとめ
新聞奨学金制度とは
「新聞奨学金制度とは、新聞奨学生が新聞販売店に住み込みで働きながら自力で進学することが可能な制度」のことです。
新聞奨学生について
- 仕事内容は「新聞配達+集金+付帯業務」でコースで異なる。
- 給料は手当込みで月額9.8〜16万円ぐらい。
- 奨学金は学費として年間90〜130万円ほど借りれる。
- 借りた奨学金は、任期を終えることで返済義務が免除になる。
- 新聞奨学生の休日は、月4〜6日。
- 食事は賄いがある所とない所がある。
- 住む場所は家賃が無料の寮。
新聞奨学会5社について知る
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新聞奨学生をやるなら何処がおすすめか?この記事は、新聞奨学会5社(読売育英奨学会、朝日奨学会、日本経済新聞育英奨学会、産経新聞奨学会、毎日育英会)のおすすめポイントを比較し、読者の条件にあった新聞奨学会を選ぶ手助けになります。
以上「自力で進学が可能な新聞奨学金制度の仕組み」についての記事でした。