【新聞販売店の実態】新聞奨学生になって分かった真実
こんにちは。元新聞奨学生のモノリ(@monoriblog)です。
新聞奨学生をやろうと決めたとき、職場になる新聞販売店のイメージが持てず、不安でした。
そんな訳で、
新聞販売店ってどんなところなのかな?
やる気はあるけど、どんな人がいるのか分からないから、ちょっと心配だなあ。
この記事では、このよう疑問にお答えします。
記事の内容
- 新聞奨学生になって分かった新聞販売店の実態とは
- 仕事量が日によって異なる
- 影のある従業員が多かった
- 交通ルールを破ることもある
- 新聞販売店における新聞奨学生の立場
- まとめ
※ この記事は、新聞奨学生の目線で見た、新聞販売店の実態をまとめています。
新聞奨学生になって分かった新聞販売店の実態とは
新聞奨学生になり、新聞販売店でしばらく働き、ようやく新聞販売店の実態が見えてきました。
実際にやってみないと、分からない事ってあるよね。
分かったことは、以下の4点です。
- 仕事量が日によって異なる
- 影のある従業員が多かった
- 交通ルールを破ることもある
- 新聞販売店における新聞奨学生の立場
順を追って、詳しく説明しますね。
仕事量が日によって異なる
新聞販売店の仕事量は、日によって違うんだ。
その理由は、チラシの量が主に関係しています。チラシの量が多いと、それだけチラシを多く新聞に折り込まなければならないので、多ければ多いほど準備に時間がかかる為です。
チラシが多い日は仕事量が増えますし、チラシが少ない日は早く終わります。
また、ポスティング(チラシをポストに入れて回る)や、電話番などがある時と無い時でも変わってきます。
なので、日によって仕事が増減します。
影のある従業員が多かった
地域や販売店にもよるとは思うけど、何かと影のある人が多かったです。
従業員のほとんどは、お酒やタバコをやっていました。金使いも荒くて集金もパチンコで使ってしまう人、塀の中に入っていた人もいるので、従業員のケンカも何度とありましたし、離婚歴のある人も多く、何かと影のある人が多かったです。
また、多くの従業員は、前触れもなく、突然姿を消してしまいます。朝刊の時間に出勤してこないので、携帯に電話をかけても繋がらず。仕方なく、従業員が寮に起こしに行ったら、部屋はもの家の空。そんな訳で、午前3時過ぎにも関わらず、急遽休みのメンバーが呼び出される。そんな事は日常茶飯事でした。
正直、社会に出る前の学生から見ると、衝撃的な事が多いです。実社会の汚い部分もどんどん見えてくる感じです。しかし、良いも悪いも含め、学生から見たら人生経験が豊富な方々なので、話を聞けば良い社会勉強になります。
もちろん、従業員の人たちも我慢していることも沢山あったと思います。イライラを抑える為にタバコを吸って怒りを収め、従業員同士でケンカし、居心地がどれだけ悪くても、学生に対しては理不尽な八つ当たりすることは一度たりともありませんでした。
毎月のように人が変わり、色々な従業員がいましたが、学生に対しては特別の配慮をして下さり、そのお陰もあって、仕事と学校の両立という新聞奨学生ができたので、僕は全ての従業員の方々に感謝しています。
交通ルールを破ることもある
新聞配達員が、歩道を走ったりすると捕まるよ・・・。
新聞配達員は、郵便配達員と同様に、歩道を少しバイクで走ったり、一方通行を逆走することも場合によってはあります。それは、安全面や配達順路、効率などの様々な理由からです。
ここで1つ注意して欲しいのことは、郵便配達員は良くても、新聞配達員が同じことをすると警察に捕まるということです。
※ 実際、僕は夕刊後のポスティング中に歩道走行で警察に止められ、切符を切られました。
それで、一度切符を切られたあとから、僕は歩道はバイクを手で押しながら新聞を配るようにしました。
※ 新聞配達中は、警察も割と大目に見てくれることもあるようですが、歩道などではエンジンを切り、バイクを押しましょう。捕まっても、罰金を払うのは捕まった本人ですよ。
新聞販売店における新聞奨学生の立場
新聞販売店において、新聞奨学生は優遇された立場にいるよ。
所長いわく、「新聞奨学生はコストがかかる」らしいです。
例えば、新聞奨学生の学費や交通費の補助などだけでなく、学校と両立ができるように、何かと店側も配慮しなければなりません。ですから、従業員のように強く言えない部分、あまり多くの付随業務をさせられない部分などもある訳です。
試しに、計算してみると分かりますが、
“ 学費+寮費+給料+その他 > 仕事量(時間) ”です。
どう考えても、新聞奨学生はメリットが多いので、雇う側としては、遠慮したい・・・という感じなんでしょうね。
ただ、新聞奨学生の場合は、2年間などの在学期間、基本的には辞めることなく仕事を続けるという安定感があります。先に述べたように、数ヶ月で消えてしまう従業員を補充する為に、毎回求人募集をかけたり、1から教えたりする労力などを考えたら、新聞奨学生を雇うのもありなんだと思います。
また、僕が新聞奨学生の頃ですが、販売店の奥さんに以下のような質問したことがあります。
どうして、わざわざ新聞奨学生を受け入れるんですか?コストとか、あまりメリットが無さそうですけど・・・。
費用的にはあれなんだけね、学生を雇うと、学生を見て、従業員もしっかりするのよ。
この頃の僕には、奥さんの言っている意味がなんとなくしか分かりませんでしたが、今ならそれも理解できます。自分よりも若い人がしっかりやっていると、「自分もしっかりしなきゃ、頑張らなきゃ」って思うんですよね。
まとめ
新聞奨学生になって分かった新聞販売店の実態とは
- チラシの量などによって、仕事量が日によって変わる
- 消えてしまったり、何かと影のある従業員が多かった
- 配達では、交通ルールを破ることもある
- 新聞販売店において、新聞奨学生の立場は優遇されている
新聞販売店は、一般的な会社から見れば、従業員の質などが好ましくないということもあるかもしれません。ですが、だからこそ学べることも沢山あります。それに、新聞奨学生の立場を考えれば、そんなに悪くない労働環境だと思いませんか?
※ なお、新聞奨学生になる前に、運転免許は必ず取得しておきましょう。自転車で新聞配達は体力的にキツいですし、進学してから運転免許を取得するのは、時間を確保するのが大変です。
以上、「新聞奨学生になって分かった、新聞販売店の実態」についての記事でした。